道理のない高校つぶし反対
大正白稜高校・福泉高校の募集停止案は撤回せよ
◆地域住民・旧職員・団体代表など13名が参加し、発言で府教委を厳しく追及!
大阪の高校を守る会は11月7日(金)、「道理のない高校つぶし(案)は撤回を 大正白稜高校・福泉高校の存続を求める署名」の府教委への提出行動を行いました。9月中旬から2ヶ月という短期間にもかかわらず提出時点で5450名分の署名が集約されました。署名の搬入は続いており、今後もさらに集約が進むことが見込まれます。
午後3時から行われた提出行動には、大正白稜高校の地元住民の方、福泉高校の旧職員、堺市の中学校教員、大阪労連や大教組など団体の代表など13名が参加、両校の果たしてきた役割や廃校案の道理のなさについて、現場の実態にもとづき府教委を追及しました。また、福泉高校の同窓会長など卒業生から寄せられたメッセージも紹介されました。
府教委からは、高校改革課の建元真治課長が出席し署名を受け取りましたが、「学校には一定の規模が必要であり再編整備は仕方がない」「『3年連続…』は一つの基準であり対象校は総合的に判断し決めている」、「今後も中卒生は減少が見込まれるため、計画的に再編を進める必要がある。そうした大きな方向性は変わらないので、現時点で条例を改正するとか、廃止するとかは考えていない」などと、深刻な矛盾を生じている府立学校条例を温存し、道理のない高校つぶしを今後も進めようとする不当な態度に終始しました。
少子化にも関わらず「1学級40人、1学年7クラス」を前提に学校を減らそうとする再編整備計画は財政コスト最優先で教育条件改善に背を向けるものです。「3年連続…」ルールは、「ゆとり」があって当たり前の府立高校を生徒獲得競争に駆り立て、外向けアピール重視に教育をゆがめ、本務外の仕事で教職員を多忙に追い込み、子どもたちから自転車で通える地域の学校を奪っています。府立学校条例の規定は抜本的に見直し、過度となっている受験競争を緩和、少人数学級・学校の小規模化など教育条件の改善こそ行うべきです。
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