６月18日大阪北部を震源に発生した地震によって府内各地に大きな被害がありました。亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

　この地震に関わって府高教は、被災した学校の現地調査を行うとともに全校を対象にしたアンケート調査を実施し、被害状況や当日の対応等について集約をすすめてきましたが、その内容をもとに、7月13日、府教委に対し以下の緊急要請を行いました。

１．被害を受けた学校の復旧に向けて、ただちに、必要な予算措置を行うこと。

２．生徒の安全確保の観点から、また、災害時に府民の避難場所となることを踏まえて、府立高校の施設・設備の総点検を行い、安全性確保のため必要な予算措置を行うこと。また、非構造部材の耐震化を徹底すること。

３．「ブロック塀」をはじめ、現場から指摘がある危険箇所について、専門家による調査を行い、安全性確保に向けた緊急の措置を行うこと。

４．教職員の非常配備のあり方について、実効性あるものとなるよう再検討を行い、危機管理マニュアルに反映すること。また、危機管理マニュアルについて、現場教職員への周知徹底をはかるとともに、必要な研修を行うこと。

５．非常災害時の教職員の業務について、勤務時間管理、手当支給など適切な制度化を行うこと。また、非常災害時の教職員の特別休暇について、周知徹底をはかること。